残念に思うこと。
あるお客様が新規のお墓を当社で建立して頂いたときの話です。
墓地は購入されており、そこにはお墓を建てる基礎だけをしていたそうです。
基礎をした業者さんに当時「草が生えないようにコンクリートだけは打ってください」
とお願いしたそうです。
お墓を当社で建てるようになった時に基礎がしっかりしているか調べて欲しいと言われ
何カ所が穴をあけて施工方法を見た時に愕然としました。
肝心な鉄筋が入っておらず、ワイヤーメッシュだけでコンクリートの厚みも通常お墓が
建つことを想定したら「えっ?この厚み?」と思ってしまうものでした。
確かにお客様は「草が生えない程度」とおっしゃったかもしれません。
ですが、そこにはお墓が建つのが前提で墓地を購入しておられるのです。
結局その基礎は崩し、新たに当社で基礎からやり直してお墓を建立したのですが
初めから基礎をしっかりやってくれていたら余分なお金を支払わないで済んだのにと
残念でなりません。
見えない部分だからこそ、きちんとしなくてはいけません。
このお仕事を長年やってきた当社としたら、お墓=神仏の世界です。
そうした方々(ご先祖様)の住む家を建てることに携わっているのですから
見えない部分をいい加減にしてはいけないのです。